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新婚旅行~期待ときどき絶望~ 最終話
2009/12/09(Wed)
~新婚旅行3~4日目・岐阜~長野~東京~

「丸明」の無礼事件のあと、親切丁寧な「匠家」さんを後にして、
宿泊先に戻りがてら寄ったのは、混浴風呂だけどでっかくて有名な温泉、だけど画づらは地味な
奥飛騨温泉郷 新穂高温泉 水明館 佳留萱山荘(リンク先ムービーです・重め)に行った。
女風呂は鯉の池か?というくらい何個かに分かれていて、広いような狭いような不思議な浴場。
男風呂が混浴になっていて、そちらがメイン。めちゃくちゃでかい。

そこに入ってからホテルに帰り、夕食をいただいた。
この日は甘酒のシャーベットがデザートで、「甘酒~?」と警戒を抱いていた私は
一気に土下座したい気分になった。「甘酒?酒粕?そんなの関係ないね!」だった。

大人になってから、セロリも食べれるようにもなり、もう好き嫌いないじゃないと思っていたが、
私のどう頑張っても好きになれない食べものがこの旅で発覚した。「そばがき」「白和え」。無理。
この2,3日目のお料理上手な奥さんの作ってくれたこの2品でさえ駄目だったのだから。

この日も宿泊客は私達夫婦だけ。
「明日から予約は入っているんです。」と会合に出かけてしまったオーナーの代わりに、
人見知り全開そうな奥さんが一生懸命話しをしてくれた。
夫婦として別に仲良くないんですよ~的な部分があったので、「大丈夫かな?」と心配になったりもした。

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最終日の4日目、またまた快晴。チェックインを済ませて帰路に着くつもりがちょっと寄り道。
コンドーさんの頭の中は仕事のことでいっぱいで、ろくすぽ口もきいてくれず、うわの空だった。

それでもどうしても馬刺しも食べたかったので、長野県内で売ってる店はないかあちこち訊いて回る。
なかなか見つからず、偶然立ち寄った【安曇野ワイナリー】という、しけてる観光地なのに
それでもなぜか客が来る不思議な場所の、売店の妖怪みたいなおばちゃんが馬刺しを売っているお店を
コンドーさんに丁寧に教えてくれた。(ここ、ワイナリーでも降りる前に電話していた)

教えてくれた地元の小さな肉屋さんへ、なかなか辿りつかない。
細い路地を走りながら 諦めかけたその時、やっとその店が見つかった。
そこで馬刺しを3つ買って東京へ。このお店の店員さんも非常に丁寧な方だった。

帰路の途中にも会社の後輩から電話。通称「トンマ」からだ。(鳩のつけたあだ名)
最初の頃は「そんなあだ名つけたらあかんよ~」と言っていたコンドーさんだったが、
しょうもない内容だったらしい電話を切ってひと言、「あいつ、ホンマにトンマやな…」と
車の中でつぶやいた。ねっ!そうでしょそうでしょ?

最後の最後に車の返却時間が迫っているにもかかわらず、自宅に着いたのは10分前。
慌てて荷物を降ろすと、コンドーさんの例の登山用スティックが目に映った。
そんないらんもんばっか積んでるから降ろす荷物が減らないんだよ!!!」と、
そこでまた爆発し、私達の3泊4日(正確には4泊5日?)の新婚旅行は幕を閉じたのだった。 完


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長たらしいエッセイもどきをご覧いただきまして、ありがとうございます。

タイトルは「小春日和」をもじって「小鳩日和」にしました。冬なのに。
ありがちな感じにしたかっただけ。

ノンフィクションです。文才があったらもっと簡素かつ的確に書けていた筈。
どうでもいいような新婚旅行話が徹夜で製作になってしまった。。。

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新婚旅行~期待ときどき絶望~ その7
2009/12/09(Wed)
~新婚旅行3日目・置き去り in 飛騨高山~

この日も朝から快晴!気持ちいいことこの上ない!!早速、朝食の前に朝風呂に出かけた。
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2日目もこちらでお世話になるので、どこかに出かけるのも荷物が最小限で済む。
朝食を済ませ、出かける準備。今日はどこへ行こうかしら~♪とウキウキまでは憶えているが、
実際どこへ行こうと思っていたのか、予定は決めていたのか、記憶の彼方である。

車に乗り込み、いざ出発!!あそこ行こうか~とか、どこ行こうか~と話していたに違いない。
と、車内でコンドーさんの携帯が鳴った。路肩に停めて10分にも及ぶ長電話の後、
コンドーさんの口から信じられない一言が発せられた。

「ごめん、ちょっとネットカフェで調べなあかん仕事ができてな、鳩ったんこちゃん、
飛騨高山で降ろすからオレがネットしてる間、1時間くらいウロウロしてもろててもかまへん?」
「…1時間ならいいけど…。」
「ほんまにごめんな~。終わったら連絡するから。」

そして私はたった独り 昨日色んな店を散々回りまくった飛騨高山に置き去りにされたのだった。

古い町並みの店は限られている。昨日見て回らなかった数店をしつこいくらいじっくり見ることに。
努力も虚しくせいぜい45分。頑張ったほうだ。あと残り15分は写真を撮ることにした。

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考えてみれば、メインのところなんてほとんど昨日撮りつくしている。
もう撮るところまで限られている感丸出しの、この写真たちを見ていただければ、お判りいただけると思う。

既に時間は1時間30分を過ぎていた。
電話がかかってくるような兆しは見られない。仕方がないので電話を掛けてみる。

…繋がらない。出ない。 5回くらい掛けて諦め、また同じところをうろつく。

橋の上から美しい川を見ながらため息をつき、電話を掛けた。

繋がった。が、「あと20分くらい」と言われ、また徘徊開始。さっきもここ来たわ…。

20分を過ぎても連絡は来ない。いい加減我慢の限界で電話を掛けた。

「今どこにいるの?」
「ごめんごめん、5分後迎えに行くわ。」

車の助手席に乗った瞬間、涙が沢山出てきて、なかなか止まらなかった。
「なんで仕事するの?」「新婚旅行なのに何で私ここに独りなの?」
たった2つの言葉しか頭の中でグルグルしていないのに、悲しくて泣き続けた。
その私に浴びせた言葉が「しょうがないやろ?」だった。しょうがなくねえよ。バーロー。

その言葉に腹が立ち、怒りをぶつけ始めた私にお決まりのご機嫌取りが始まった。
暫く怒りが収まらず、口もきかずに車内で沈黙…

「…もういい。お腹すいた。(ズズッ)お寿司たべたい。(ズズッ)飛騨牛のお寿司。(ズズッ)」
「せやな!お寿司たべようか?!」
こうしてお寿司で怒りを紛らわせることにした。

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おいしい牛寿司を食べて、やや機嫌のよくなった私は、牛刺しを探しはじめた。
そして行った店が、大分前に記事で書いた無礼極まりない「丸明」というミラクルクソ店舗である。
(割愛しますが、成り行きは2008年6月25日の記事に記載)

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新婚旅行~期待ときどき絶望~ その6
2009/12/09(Wed)
~新婚旅行2日目・岐阜~

飛騨高山を出る頃、既に夕方近くなっていた。
だんだんと雪道になってきたので、閉店しているペンション風のレストランの前でチェーンをはめることにした。
店の表から裏へと動物の足跡が点々と2,3箇所に一直線についていた。何の動物の足跡だったんだろう?
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暫く走るとタイヤのところから何かのぶつかる変な音!車を停止して見て見ると、
チェーンの一部が切れてしまっていた。なんとか手持ちの紐で応急処置をしながら走るも、
また切れる。その繰り返しで2軒目の宿泊先にやや遅れて到着、宿泊客は私達しかいないようだ。貸切状態!
でもこういう時、誰もいない事が逆に、いないはずの人の気配を感じてさせてしまうのよね…。


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外風呂が2つに内風呂が大小併せて4つあるホテル(正確にはロッジ?)で、
部屋はそんなには広くなかったけど、ご夫婦で経営していて、奥さんのコース料理が絶品。
シーズンになると登山客の人が多いとか、山菜にまつわる話やら色々話して、
最後にミルクティーをオーダーしたら、好きなアンティークカップで飲めますと言うので、
ヘレンド ロスチャイルドバードのティーカップでいただいたと思う。すごく素敵なカップだった。
予算に余裕があったらまた行きたい!と思う。今は無理ね~。

そして、問題の日がとうとうやってくる…
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新婚旅行~期待ときどき絶望~ その5
2009/12/09(Wed)
~新婚旅行2日目・長野~岐阜

長野のこの宿は1泊のみだったようで、チェックアウトして岐阜方面へ。

スタッドレスタイヤではなかったし、雪がすごいので、坂道を上りスキー場のそばに停車して
あらかじめレンタカーで買っておいたらしいチェーンをコンドーさんが巻き始めた。

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その間、暇な私はあたりをグルグル周回し、閑散とした景色をデジカメで撮って暇つぶし。
旗についたつららなど、本当にその辺にあるものはとにかく撮っているだけ。

1回目のチェーンはとても時間がかかった。

巻き終えて、坂を下る…も、下道には雪がなかった。
すぐにチェーンを外すことになってしまった。
そしてまた10分も走らないうちに雪道になった。神はサドである。またチェーンを装着。

気を取り直して高速に乗り、郡上八幡へ向かう。神はここでもサディスティックぶりを発揮する。

所要時間は大体1時間30分、郡上八幡に着いた。
コンドーさんが車を降りて「深山菊はどこで売ってますか?」と訊きに行ってくれた。
が、「深山菊を扱っている店はない」と言う。
困り果て、実家に電話を掛けた。

「-もしもし。」
「あっ、お母さん?今ね、郡上八幡にいるんだけど、深山菊ってどこら辺で売ってるの?」
「何言ってんの?!深山菊は飛騨高山だよ!!」
「………(絶句)」
「も~、しっかりしなさいよ~(ガチャリ)」
「………コンドーさん…ごめんなさい…、深山菊は飛騨高山だって…」
「え~~~?!」

観光もしないまま、今来た高速をアホみたいに引き返す2人。
往復3時間の全く無駄な金額と時間を割いたのだった。
【郡上八幡】と地名の入った看板だけを車内から撮って…
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途中、一度SAに寄り、休憩してから飛騨高山【1日目】へ。
そうだわ、確かにここだわ。懐かしい~!とあちこち「深山菊」を探してウロチョロ。
ない。看板がないのだ。古い町並みのメイン通りと、裏道をあちこち歩き回るが
それらしき看板は見あたらない。
裏道で途方に暮れていた時、軽トラに荷物を積み込むおじさんが出てきた。

「あのおじさんに訊いてみる?」
「すみません、この辺に深山菊を扱っているお店はありますか?」
「うちだけど、今日定休日なんだよ。」
「「ええ~!!(落胆)」」
「父が深山菊が好きで、お土産に買おうと思っていたんですが、今日しか飛騨高山に来れる日がなくて…」
(まさか【2日目】にうろつく羽目になろうとは予想だにしていない鳩)
「…こっちから入りなよ。」
「「いいんですか?ありがとうございます!!!」」

おじさんは裏口の酒蔵の方から私達を招き入れ、シャッターの下りた店内で深山菊の原酒を買わせてくれた。
本当に嬉しかった。人の優しさに触れた瞬間てこういう事をいうのだろう。
どうよ神さま、ご覧になって?


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この後「うさぎ舎」という、うさぎ雑貨屋さんに立ち寄って、お土産と、5万くらいするスカジャンを買い、
2日目の宿泊先へと続く。
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新婚旅行~期待ときどき絶望~ その4
2009/12/09(Wed)
~新婚旅行1日目・長野~

12月4日、諏訪湖の朝は私を苦しめた時と同じくらい風は冷たいけど、気持ちが良い。
景色を一通り眺めて、買ったコーヒーを飲んで一息ついてから出発。
ほら、お湯を沸かす必要がどこにありますかってのよ!

大好きな安曇野に入ると、コンビニ前の信号で赤信号にひっかかった。
左側のコンビニに停めてあった車のフロント部分はシナモンロール(サンリオキャラ)で埋め尽くされていて、
その数たるや圧巻だったので写真におさめてみた。
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目的の蕎麦屋の開店時間は10時で、時間に余裕が有り余っていたので、店の近くで朝風呂。

古いけど広い浴場にランラン♪で入ったはいいんだけど、メガネを外していたのが致命的で、
おばさんが一人入っていることに気づいていなかった。テンション高かったので非常に気まずい…
身体を洗い、さっさと大きな湯船におばさんと距離をおいて浸かり、私は足早に浴場を出た。

さて、浴場を出たはいいけれど、コンドーさんが待てど暮せどくらい男湯から出てこない。
時間的には20分しか待っていないと思うけど、一人ぼっちでイスしかない待合室は退屈だった。
今思えば、恥を忍んででも2度風呂すべきだったなと思う。

コンドーさんがやっと出てきた頃には少しキレ気味で、
「どんだけ待たせるの!神田川じゃないんだから!!」と一人で内心プンプン怒っていた。

ようやく目的のお蕎麦屋さんへ。5分前に着いてしまったけど、ご主人が入れてくださった。
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刺身こんにゃく。 コンドーさん曰く、「これはもはやトロや…!」だった。美味。
定番の天ざる。この時は美味しかったんだけどな。。。去年行ったら何かが違ってしまっていた。残念。
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これまた定番のアートヒルズミュージアムに行く。

ガラス製品のオンパレードで見所満載だった昔と大分展示内容が変わったようで、
中に目ぼしい物がほとんどなかったので、外を散策する事にした。
その中庭にあった小さいヴィーナス?像。 ミューズかもしれない。
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嬉しそうだねド変態が!
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アートヒルズのすぐそばにあるお店でソフトクリームを買って食べた。
デザートは別腹!デブの常識よ!と宣言してから食べた。
まあさほど…まずくはないけど…うん。
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そうしてこうして宿泊先に到着!家族風呂(外風呂)があったので予約して入ったはいいが、
脱衣所が囲われていなくて、すきま風がビュービューで寒いったらない!!!
期待していた「秘湯」はとても小さかったが、景色はそこそこに良かった。

その日、生まれて初めて馬刺しを食べた。霜降り馬刺しは非常に美味美味。
これが私の馬肉にハマるきっかけとなる。
お隣の鉢に蜂の子が当然のように居座っていたので、無言でコンドーさんに差し出した。
残念ながらきのこ汁は、うちの炉辺だけが火の点きが悪かったみたいで美味しいのにぬるかった。
途中で温めに行ってくれたんだけど、それでもさほど熱くもならず。
日本昔ばなしにでてくるようなきのこ汁だったのに勿体ない。
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